開発ストーリー

伊藤 徳弘

伊藤 徳弘

株式会社ゴムノキ 代表取締役

元パソコン少年が見つけた「本当に情熱を注ぐべき場所」

IT技術者としての私の原点は、第一次パソコンブームです。わたしはまだ小学生でした。 電気店の体験コーナーに入り浸り、魔法のような箱に夢中になった私は、 そのままIT業界で約30年、走り続けました。

マイクロソフトには約20年在籍し、 後半の4年間は日本マイクロソフトの チーフクオリティオフィサー(最高品質責任者)として、 製品・サービスの「作り手と使い手のギャップ」を埋める仕事に没頭しました。 ユーザーの声を聞き、本社の開発者に届け、本当に使いやすいものに変えていく。 その後、Amazon AWSでもクラウド技術の普及に携わりました。

転機

しかし、人生には転機がやってきます。 私の子どもたちに発達障害があることがわかりました。

子どもたちをサポートし、児童福祉のプロフェッショナルと関わるなかで、 わたしの中で人生の優先順位が変わっていくのを感じました。 子どもたちの小学校進学を前に、私は会社を辞めました。

仕事から離れ、家族のサポートに専念する日々。 療育のプロである放課後等デイサービスのスタッフの方々には、 本当にお世話になっています。

現場で見た「もったいない」

子どもたちのことを真剣に考え、愛情を持って接してくれる先生たち。 私は保護者として、その温かい眼差しにいつも救われていました。

しかしその一方で、現場は疲弊していました。

利用者の様子を紙にメモし、連絡帳に転記し、 さらに別のシステムに入力する。 せっかくIT化しても、転記作業がなくならない。

そして何より「もったいない」と感じたのは、 スタッフさんが子どもを観察して感じたこと、 成長の兆し、ちょっとした変化—— そういう大切なものが、忙しさの中で記録しきれず、 こぼれ落ちていく現実でした。

「もっと子どもたちと向き合いたいのに、事務作業が終わらない」

そんなジレンマを目の当たりにしたとき、 かつて感銘を受けた言葉が胸に蘇りました。

"自分が情熱を持てるものを見つけなさい。 そして、それが誰かの役に立つ方法を見つけなさい。 その二つが重なったとき、あなたの人生は素晴らしいものになる"

── Tim Cook(Apple CEO)

私の情熱である「ITの知識と経験」。 そして、今まさに助けを必要としている「療育現場の人々」。 この二つが重なる場所こそ、私の次のステージだと確信しました。

ルミナノートが目指すこと

だから私は、ルミナノートを作りました。

設計思想は「転記ゼロ」。 一度入力した情報は、そのまますべてつながっていく。 同じことを二度書く必要はありません。

そしてAIが、現場の負担をさらに軽くします。 音声入力の乱れや誤変換を自動で整え、 5領域の判定もAIがサポート。 1日のメモをまとめて渡せば、 連絡帳の下書きまで作成します。

ベータ版を先行導入した事業所では、 記録・連絡帳作成にかかる時間が約80%削減されました。

でも、効率化はゴールではありません。

日々の記録が積み重なれば、 それは利用者一人ひとりの「成長の軌跡」になります。 AIに分析させれば、スタッフだけでは気づけなかった 視点や可能性が見えてくることもある。

記録を「作業」から「資産」に変える。 それは事業所の強さになり、なにより子どもたちの幸せにつながる。 それがルミナノートの目指す姿です。

これからの時代を生き抜くために

2024年の報酬改定以降、 放課後等デイサービス・児童発達支援の業界は 大きな転換期を迎えています。

「預かり」から「成長支援」へ。 質の高い支援を提供できる事業所だけが 生き残る時代が始まりました。

その土台となるのは、日々の丁寧な記録と、 記録に基づいた支援計画です。

スタッフの皆さんの温かい眼差しと気づきを、 余すことなく記録に残す。 その記録を、子どもたちの成長のために活かす。

事務作業はテクノロジーに任せてください。 どうかその時間を、子どもたちに向けてあげてください。

ルミナノートが、皆様のお役に立てれば嬉しいです。

株式会社ゴムノキ 代表取締役

伊藤 徳弘

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